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フェラーリ1-2とメルセデスの異変、歴史が動いた!–2017F1GP第4戦ロシアGP予選

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フェラーリがメルセデスを引きずり下ろす興奮の予選。フェラーリのセバスチャン・フェッテルがF1通算47回目、今期初、2015年シンガポールGP以来のポールポジションを決めた。

週末を順調にこなしてきたフェラーリ。しかし、予選では、”一捻り”できる余裕のパワーユニットをもつメルセデスが前に出るのではないかと予測されていた。

Q1もQ2も、その予測通り、メルセデスが1-2を占めた。ここまでメルセデスは三味線を弾いていた、と誰もが思っていたが、実は三味線を弾いたのはQ1とQ2のフェラーリだった。

Q3になると、最初のアタックで、いきなりライコネン+フェラーリが1分33秒台をひねり出し、2位にフェッテル+フェラーリが続いた。

メルセデスは、Q3開始早々に、ボッタス-ハミルトンと続けて真っ先にコースに向った。早めのアタックに出るのは、どういう意味か。本当に強くて自信があるなら、最後にワンアタックして易々とポールポジションを奪うという可愛げないやり方をするはずだが、メルセデスは少なくともフェラーリに対して余裕を持てる状況ではないことが伺えた。

ルイス・ハミルトンは今シーズンになってから、何度も”フェラーリが侮れない”とコメント、事実、フェッテルがここまでの3戦で2勝を奪っていた。しかし、そのいずれも、ポテンシャル以外の要素がフェラーリの見方だった。

しかし、ロシアGPを観る限り、予選のスピードではフェラーリは、ルイス・ハミルトンの予想通り、メルセデスの前に出たことが証明された。

予選2位と3位に、キミ・ライコネンとバルテリ・ボッタスの二人のフィンランド人が並んだ。

ボッタスは、前回のバーレーンGPに続いてルイス・ハミルトンの前からスタートする。これも”異変”のひとつだ。

予選で破れたボッタスは、「ターン1までの距離が最も長い」と、ソチ特設コースの特殊性を口にした。メルセデスは、パワーユニットの差をそこで見せられるか。スタートに注目だが、いずれにしても、メルセデスが楽勝な展開ではなくなったということは間違いないところ。

マクラーレン・ホンダは、苦しい予選だった。フリー走行では、僅差で13番手辺りにつけてQ3進出に淡い期待がかかったフェルナンド・アロンソだったが、Q1で「クルマのバランスはパーフェクト」とチームに報告しながら、Q2では失速した。

チームメイトのストフェル・ヴァンドーンは、5基目のパワーユニットを交換したことで、15グリッドダウンのペナルティ。試練のレースを迎える。

明日、日曜日のレースは、15時(日本時間21時)にスタートする。

[STINGER]

◆2017F1GP第4戦ロシアGP予選
 1. フェッテル+フェラーリ
 2. ライコネン+フェラーリ
 3. ボッタス+メルセデス
 4. ハミルトン+メルセデス
 5. リカルド+レッドブル
 6. マッサ+ウィリアムズ
 7. フェルスタッペン+レッドブル
 8. フルケンベルグ+ルノー
 9. ペレス+フォースインディア 
10. オコン+フォースインディア
11. クビアト+トロロッソ
12. サインツ+トロロッソ
13. マグヌッセン+ハース
14. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
15. ペレス+フォースインディア
16. パーマー+ルノー
17. ヴァンドーン+マクラーレン・ホンダ
18. ウェーレイン+ザウバー
19. エリクソン+ザウバー
20. グロジャン+ハース


Photo by Ferrari S.p.A
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