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バルテリ・ボッタス、ついに初優勝!!–2017F1GP第4戦ロシアGP

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おめでとう、バルテリ!

バルテリ・ボッタス(メルセデス)がセバスチャン・フェッテル(フェラーリ)の猛追をしのぎきって83戦目にしてF1GP初勝利を飾った。

最初と最後にドラマが詰まったエキサイティングなレースだった。

フォーメーションラップで、フェルナンド・アロンソからチームに”バッテリーに問題がある”と無線が入り、アロンソは、コースサイドにマシンを停めてコクピットを離れた。

スタートすると、直後に後方集団の中で、グロジャン+ハースとパーマー+ルノーが絡んでクラッシュ。セーフティ・カーが導入される荒れた幕開け。

スタートでダッシュを決めたのがボッタス+メルセデスだった。メルセデスのパワーを活かして、2番手からポールポジションのフェッテル+フェラーリの前に出た。結果から言うと、ここで総てが決まったと言ってよかった。

ボッタス+メルセデス – セバスチャン・フェッテル – ライコネン+フェラーリ – ハミルトン+メルセデスのポジションが、変動のないまま周回数を消化していたが、53周の半分が消化して上位がタイヤ交換を終え、終盤にかかるころから、異変が起き始めた。

きっかけはフェッテル+フェラーリに5秒ほどの差をつけてトップを行くボッタス+メルセデスに、タイヤ交換を引っ張っていたフェッテルが、ジワジワと差を詰め始めた時、ボッタス+メルセデスがフロントタイヤを激しくロックさせてフラットスポットが心配された。

フェッテル+フェラーリは、これをチャンスと見て追撃を強化、最終ラップにその差はDRSを使える1秒以内に入った。前に周回遅れが迫って逆転が期待される展開だったが、ボッタス+メルセデスはきわどいところでしのぎきった。

マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが不運なトラブルでレースを棒に振ったが、ヴァンドーンは、14位で今年初完走を果たした。

次のレースは2週間後、本場ヨーロッパに舞台を移すバルセロナのスペインGP。テストで各チームとも走り慣れてはいるものの、あらゆるポテンシャルが試されるレイアウトでお馴染みのカタルニア・サーキットで、5月14日に決勝レースを行なう。

[STINGER]
 
◆2017F1GP第4戦ロシアGP結果
 1. ボッタス+メルセデス
 2. フェッテル+フェラーリ
 3. ライコネン+フェラーリ
 4. ハミルトン+メルセデス
 5. フェルスタッペン+レッドブル
 6. ペレス+フォースインディア 
 7. オコン+フォースインディア
 8. フルケンベルグ+ルノー
 9. マッサ+ウィリアムズ
10. サインツ+トロロッソ
11. ストロール+ウィリアムズ
12. クビアト+トロロッソ
13. マグヌッセン+ハース
14. ヴァンドーン+マクラーレン・ホンダ
15. エリクソン+ザウバー
16. ウェーレイン+ザウバー
※以下、リタイア
17. リカルド+レッドブル
18. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
19. パーマー+ルノー
20. グロジャン+ハース

Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team
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