ハミルトン+メルセデス逃げきり!!–2017F1GP第12戦ベルギーGP決勝
ハミルトン+メルセデスが圧倒的な力を見せるレースだったが、シーズン5勝目は、終盤、スペクタクルな展開の末の結果だった。
スパ・ウェザーに翻弄されることはなかったが、終盤、フォース・インディアの“高速オー・ルージュ入り口での同士討ち接触”で出動したセーフティ・カーの間に交換したタイヤが、トップを争うメルセデスとフェラーリで異なり、終盤のハイライトになった。
メルセデスは最も硬いソフト、フェラーリは最も柔らかいウルトラソフト。残り10周の超スプリントで、1位ハミルトン+メルセデス、2位フェッテル+フェラーリの戦いに注目が集まった。
しかし、硬いタイヤでもハミルトン+メルセデスは強かった。「再スタートで近づきすぎて、オー・ルージュでアクセルオフしなければならなかったのが痛かった」とフェッテル+フェラーリ。
ここから先の終盤のレースは、メルセデス優位のコースが多く、今回同様の流れとみられるが、12戦終了時点で、まだセバスチャン・フェッテルがルイス・ハミルトンをポイントランキングでリードしている。フェッテル220ポイント、ハミルトン213ポイントがどう動いていくのか、今後の展開から、ますます目が離せなくなった。
マクラーレン・ホンダは、スタートでフェルナンド・アロンソが見事なジャンプを決め、10番手から一気に7番手にポジションをあげたが、そこからズルズル抜かれ、10位で中盤を迎えたが、理由を明らかにしないままでピットに戻ってリタイアとなった。
マクラーレン・ホンダのもう1台のストフェル・ヴァンドーンは、パワーユニット交換のペナルティで最後尾からスタートし、14位でゴールした。
次の第13戦は、今週末のイタリアGP。フェラーリのお膝元、高速モンツァを舞台に行なわれる。
◆2017F1GP第12戦ベルギーGP結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェッテル+フェラーリ
3. リカルド+レッドブル
4. ライコネン+フェラーリ
5. ボッタス+メルセデス
6. フルケンベルグ+ルノー
7. グロジャン+ハース
8. マッサ+ウィリアムズ
9. オコン+フォースインディア
10. サインツ+トロロッソ
11.ストロール+ウィリアムズ
12. クビアト+トロロッソ
13. パーマー+ルノー
14. ヴァンドーン+マクラーレン・ホンダ
15. エリクソン+ザウバー
16. マグヌッセン+ハース
17. ペレス+フォースインディア
—-以下、リタイア
アロンソ+マクラーレン・ホンダ
フェルスタッペン+レッドブル
ウェーレイン+ザウバー
[STINGER]
Photo by Red Bull Racing / Getty Images/Red Bull Content Pool