ストロールくん、鈴鹿で足ならし!?
ランス・ストロールが9月11日、10月8日決勝の日本GPに向けて、鈴鹿サーキットをウィリアムズのF1マシンで走行した。
規則的に2017年用のマシンでの走行はできないが、旧型ならOK。車種は特定できていないが、“流石大富豪の御曹司”とネットを賑わしている。
鈴鹿サーキットを専有すると、1時間70万2千円也。仮に、9時から18時までの9時間専有したとすると700万円を越えるわけだが、それより、フルパッケージのパーツや古いとはいえF1マシンをごっそり運び、オペレーションができるスタッフをイギリスから、シンガポールのついでだったとしても日本に送り届けて走らせることを考えると、数千万円が必要だ。
しかし、地元カナダでポイントを獲得し、アゼルバイジャンで表彰台を仕留めた18歳。難易度が高く、走ったことがない鈴鹿であることを考えると、父親が可能性を広げるために投資する額として、これが高いと言っているようでは、器が小さい?
難攻不落の鈴鹿、さらに、世界中のドライバーがチャレンジングな舞台と感じている鈴鹿が、そういう舞台であることを、日本のファンとして誇りに思いたいが、いずれにしても、10月6日金曜日に走行を開始する鈴鹿サーキットの日本GPの楽しみがひとつ増えたことだけは間違いないところだ。
[STINGER]山口正己
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