トロロッソ、次戦からクビアトに代わりガスリーを起用
来年からホンダのパワーユニットを使用するスクーデリア・トロロッソは26日、次戦マレーシアGPからダニール・クビアトの代わりにレッドブル・レーシングの3rdドライバーを務めるピエール・ガスリーをレギュラー・ドライバーに起用したことを発表した。
レッドブル・ジュニア・プログラム(レッドブルの若手育成プログラム)の一員で昨年のGP2(現F2)チャンピオンのガスリーは、レッドブルとホンダのサポートを受けて日本のスーパーフォーミュラに参戦、現在ランキング2位に着けている。
なお、チームはガスリーにシートを譲ったクビアトもレッドブル・ファミリーの一員として残るため、今回の決定でクビアトに別れを告げることにはならないと説明している。
また、チーム代表のフランツ・トストはクビアトがシートを失った理由として、「様々なの理由により(マシンは)技術的な問題を抱えていたが、それ以外(の成績が伸び悩んだ原因)に関しては彼(クビアト)が自身でミスを犯していた。今年、ダニール・クビアトはここまで彼の持つ真のポテンシャルを発揮してこれなかった。それによってわれわれは今後、彼を出場させることを見送ることになった。今回の決定により、われわれは(まだF1での実戦経験がない)ピエールをレース週末を通して(来年のドライバーに相応しいかを)評価することができる」とコメントした。
今回の変更により、次戦は来年からルノー・スポール・フォーミュラ ワン・チームに移籍するカルロス・サインツとガスリーがトロロッソのドライバーを務める。
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Photo by Getty Images / Red Bull Content Pool