ヴァンドーン「セットアップのバランスがカギ」 — 【アメリカGP プレビュー】
マクラーレン・ホンダ【アメリカGP プレビュー】
◆ストフェル・ヴァンドーン
「アメリカとメキシコの2連戦、それからまだ走ったことがない2つのトラックを走るのがすごく楽しみだよ。COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)にはいろいろといい話を聞いてるし、いろんな要素が少しずつ詰ってて、多くのドライバーがレースをするのが大好きなサーキットだよ。オースティンは行ってみるにもすごくクールな場所で、僕もここ数年はチームと一緒に以前の役割(リザーブ・ドライバー)で来てたし、ダウンタウンの立地を最大限に活かして地元のレストランで食べ歩いたりして毎回楽しかったね」。
「初めてのトラックでもこれまでレースをしたことがあるサーキットに行くよりもナーバスにならなくなったよ。実際は逆だね。僕らはどのグランプリもエンジニアたちと一緒に同じ方法で毎週末の準備をしてる。”リアル”ではこのトラックを一度も走ったことがないけど、僕らのシミュレーターを使ってヴァーチャルな世界で何度も走ってるから、金曜日にすぐにセットアップに取り掛かりたいし、可能な限り素早くトラックにマシンを合わせたいね。」。
「ここ数戦は僕にとってはポジティブなレースだったし、日本は僕らにとってトリッキーで日曜日はあいにくなスタートのあと、どのポジションでも上にあがるのに苦労させられたよ。オースティンはパワー感度※の面で僕らにとってもう少しラクになるだろうけど、レンジがワイドなコーナーだとそれぞれが違ったチャレンジになるから、ラップ全体でのセットアップのバランスがカギになる。オーバーテイクのチャンスも増すだろうし、もっとポジティブな週末を過ごしたいね」。
※パワー感度(パワー・センシティビティ/パワー・エフェクト)
1ラップ中にパワーユニットの性能にどれだけ依存するかの割合で、モンツァやスパといった感度が大きいサーキットではエンジンの高いパフォーマンスが求められる。
【翻訳:STINGER】
Photo by McLaren Honda/LAT Photographic