高速バトルの予感–2017F1GP第19戦ブラジルGP初日トピックス
残り2戦となった2017年F1GP。ブラジルGP初日は、午後から雷雨の予報の中で始まったが、結局、雨らしき雨は降らず、結局雨はポツリと来ただけのドライコンディションに終始した。夕方から夜にかけて雨が降れば、路面が洗われて振り出しに戻ることになる。
天気予報が午後からの雨を報じていたことで、各チームはプログラムを前倒しし、フリー走行1開始早々にボッタス+メルセデスが、昨年ハミルトン+メルセデスが記録したポールタイムにコンマ1秒迫る1分10秒台を記録する俊足フリー走行になった。ボッタスはその後1分09秒台に進め、さらにハミルトンがこれを更新し、上位11台が去年のポールポジションを上回る結果となった。
土曜日も天気予報は雨、日曜日に天気が回復すると伝えているが、金曜日の午後の予報が外れたように、天気はどうなるかわからない。とはいえ、初日の流れから、安定したロングランを行なっているメルセデス優位の展開になりそうだが、ここ数戦と同じく、レッドブル、フェラーリとのタイムの差は大きくなく、メルセデスも安閑とはしていられない状況で週末が始まっている。
マクラーレン・ホンダは、メキシコGPでフェルナンド・アロンソがトライした新しいフロントウィングをストフェル・ヴァンドーン車にも装着。フリー走行1でヴァンドーンが8位、アロンソが10位、フリー走行2では、アロンソが10位、ヴァンドーンが13位を記録し、まずまずの滑り出しを見せた。
明日は、10時(日本時間21時)からフリー走行3、14時(日本時間翌12日01時)から予選が行なわれる。
◆2017F1GP第10戦ブラジルGPフリー走行2結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. ボッタス+メルセデス
3. リカルド+レッドブル
4. フェッテル+フェラーリ
5. フェルスタッペン+レッドブル
6. ライコネン+フェラーリ
7. オコン+フォースインディア
8. マッサ+ウィリアムズ
9. フルケンベルグ+ルノー
10. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
11. サインツ+ルノー
12. ペレス+フォースインディア
13. ヴァンドーン+マクラーレン・ホンダ
14. ストロール+ウィリアムズ
15. グロジャン+ハース
16. ガスリー+トロロッソ
17. ハートレー+トロロッソ
18. ウェーレイン+ザウバー
19. エリクソン+ザウバー
20. ジオヴィナッツィ+ハース
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Photo by Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA