ピレリ、来年から9種類のタイヤを投入
ピレリは23日(木)、2018年から投入する新しいタイヤの概要を発表した。
昨年、ウルトラソフトが登場してからタイヤの種類はスリック(ドライ・タイヤ)5、インターミディエイト(ドライとウェットの中間のタイヤ)、ウェットの計7種類だったが、来年から新たにウルトラソフトよりもさらに柔らかいハイパーソフト、ハードよりもさらに硬いスーパーハードの2種類のスリックが投入され、合計9種類になる。
また、新しいタイヤの投入でハードのカラーリングが変更になる。ピレリはこれまで通りオレンジ=もっとも硬いタイヤの色というイメージをそのまま残すため、これまでオレンジだったハードのカラーリングをアイスブルーに、新登場のもっとも硬いスーパーハードをオレンジ、そしてハイパーソフトをピンクに設定した。
それ以外の従来のタイヤはこれまでと同じカラーリングが採用されたが、どのタイヤも今年のものより柔らかいコンパウンドとなり、タイヤが機能するワーキングレンジ(作動温度領域)も変更されたことで、これまで以上にトラックの特性に合わせたタイヤ選びが可能になる。
各チームとドライバーが新しくなったタイヤを最初に試すチャンスは、アブダビGPの翌週の28日(火)と29日(水)の2日間、同じヤス・マリーナ・サーキットでおこなわれるアブダビ・テストとなっている。
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Photo by Pirelli & C. S.p.A. – Pirelli Tyre S.p.A