HONDAの2018体制
本田技研工業株式会社は、1月12日に幕張メッセで開幕したオートサロンの会場で、2018モータースポーツ計画を発表した。
ホンダは、2輪と4輪の多岐にわたるモータースポーツ活動を展開/支援しているが、四輪モータースポーツ活動は以下の通り。
FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)は、既に公表されている通り「Toro Rosso Honda」のパワーユニットサプライヤーとして参戦。ドライバーはピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーの2名で挑む。
SUPER GTは、GT500クラスを昨年同様に5チーム5台体制で参戦。2017年に投入した「NSX-GT」をさらに熟成させ、タイトル獲得を目指す。
昨年の鈴鹿1000kmで同シリーズでのデビューを果たしたジェンソン・バトンが、去年の鈴鹿1000kmでジョイントし、噂されたチーム無限ではなく、高橋国光監督率いるゼッケン100に乗り、F1チャンピオン経験者として初めてSUPER GTにフル参戦する。
また、全日本スーパーフォーミュラ選手権では、F1のサポートレースとして位置づけられるFIA-F2を2年間経験した松下信治と、2016年からFIA-GP3に参戦した福住仁嶺が、それぞれ、チーム・ダンディライアンとチーム無限からスーパーフォーミュラの新人として参戦。ホンダ・エンジン搭載チームは5チーム8台となる。
また、佐藤琢磨がインディ500優勝で一気に名をなげた北米のインディカー・シリーズは、アメリカン・ホンダモーターの子会社であるホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)から、5チーム12台に2.2L V6ツインターボエンジン「HI18TT」が供給される予定。
9年目のシーズンを迎える佐藤琢磨は、アンドレッティ・オートスポートからレイホール・レターマン・ラニガン・レンシングに移籍してインディ500連覇とシリーズチャンピオンの座を狙う。
さらに、市販車をベースとしたレーシングマシンとして昨年発表されたNSX GT3は、北米、欧州、日本を始めとした世界各地のGT選手権や耐久レースに参戦。国内では、2017年にWTCCにフル参戦した道上龍がドライバーラインナップに復活した。
CIVIC TCRは、昨年までのWTCCを引き継ぐ新たなシリーズである「FIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)」や、世界各国のツーリングカーレースに、カスタマーチームを通じて参戦する。
◆FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1) | |||||
チーム名 | No. | ドライバー | 年齢 | 出身地 | 2017年戦績 |
Toro Rosso Honda(仮称) (トロロッソ・ホンダ) |
10 | Pierre Gasly (ピエール・ガスリー) |
21 | フランス | SF 2位 |
28 | Brendon Hartley (ブレンドン・ハートレー) |
28 | ニュージーランド | FIA 世界耐久選手権 チャンピオン |
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◆SUPER GT<GT500クラス> | |||||
チーム名 | No. | ドライバー | 年齢 | 出身地 | 2017年戦績 |
AUTOBACS RACING TEAM AGURI (オートバックス・レーシング・チーム・アグリ) |
8 | 野尻 智紀 (ノジリ・トモキ) |
28 | 茨城県 | GT500 9位 |
伊沢 拓也 (イザワ・タクヤ) |
33 | 東京都 | GT500 7位 |
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TEAM MUGEN (チーム・ムゲン) |
16 | 武藤 英紀 (ムトウ・ヒデキ) |
35 | 東京都 | GT500 18位 |
中嶋 大祐 (ナカジマ・ダイスケ) |
28 | 愛知県 | |||
KEIHIN REAL RACING (ケーヒン・リアル・レーシング) |
17 | 塚越 広大 (ツカコシ・コウダイ) |
31 | 栃木県 | GT500 10位 |
小暮 卓史 (コグレ・タカシ) |
37 | 群馬県 | |||
Epson Nakajima Racing (エプソン・ナカジマ・レーシング) |
64 | Bertrand Baguette (ベルトラン・バゲット) |
31 | ベルギー | GT500 11位 |
松浦 孝亮 (マツウラ・コウスケ) |
38 | 愛知県 | |||
TEAM KUNIMITSU (チーム・クニミツ) |
100 | 山本 尚貴 (ヤマモト・ナオキ) |
29 | 栃木県 | GT500 7位 |
Jenson Button (ジェンソン・バトン) |
37 | 英国 | GT500 第6戦スポット参戦 |
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◆全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF) | |||||
チーム名 | No. | ドライバー | 年齢 | 出身地 | 2017年戦績 |
TEAM MUGEN (チーム・ムゲン) |
15 | 福住 仁嶺 (フクズミ・ニレイ) |
20 | 徳島県 | GP3 3位 |
16 | 山本 尚貴 (ヤマモト・ナオキ) |
29 | 栃木県 | SF 9位 |
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B-Max Racing team (ビーマックス・レーシング・チーム) |
50 | TBA | – | – | – |
TCS NAKAJIMA RACING (ティーシーエス・ナカジマ・レーシング) |
64 | Narain Karthikeyan (ナレイン・カーティケヤン) |
40 | インド | SF 参戦 |
65 | 伊沢 拓也 (イザワ・タクヤ) |
33 | 東京都 | SF 13位 |
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REAL RACING (リアル・レーシング) |
TBA | 塚越 広大 (ツカコシ・コウダイ) |
31 | 栃木県 | SF 15位 |
DOCOMO TEAM DANDELION RACING (ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング) |
TBA | 野尻 智紀 (ノジリ・トモキ) |
28 | 茨城県 | SF 17位 |
TBA | 松下 信治 (マツシタ・ノブハル) |
24 | 埼玉県 | F2 6位 |
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◆インディカー・シリーズ | |||||
チーム名 | No. | ドライバー | 年齢 | 出身地 | 2017年戦績 |
Rahal Letterman Lanigan Racing (レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) |
TBA | 佐藤 琢磨 (サトウ・タクマ) |
40 | 東京都 | インディカー・シリーズ 8位 |
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photo by HONDA