4種類のヘルメット–カウントダウン企画 2018F1GP開幕まであと60日
こちらはケビン・マグヌッセンのデザイン。国旗や名前の頭文字をイメージしたものが多くみられる。
(61日からつづく)
新シーズンに向けてハートチューニング!!
カラフルにカラーリングされ、ドライバーのアイコンになっているヘルメット。最近では、塗装技術が進化して細かい塗りわけができるようになったが、逆に、細かすぎて、“遠くから見るとみんな同じに見える現象”が起きている。
そんな中で、F1ドライバーのそれは洗練度が高く、アイコンの役目を最も明確に果たしている。そんな見方も、F1見物のひとつの楽しみ方。
ベル:11人/アライ:6人/シューベルト:2人 / スティーロ:1人。これは、2018年F1ドライバーのヘルメットのメーカー分布だ(変更の可能性あり)。
数年前からベルが台頭し、現在はシェア55%。日本のアライは、2番手をキープ。
ちなみに、アライヘルメットは、“アクシデントの際にできる限り引っ掛かりがないこと”という理由で、“丸さ”にこだわっている。また、徹底した軽量化が計られる中で、安全性を保つためにある程度の重さは覚悟しなければならないが、重心を中央部に近づけることで慣性モーメントを極力減らして重さを感じない設計思想も活かされているが、ヘルメットのデザインで応援するドライバーを選ぶ、というのもなかなか楽しい。
(59日につづく)
[STINGER]山口正己
Illustration by ICEMAN
写真素材:MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team、Red Bull Racing、McLaren、Force India F1 Team