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F1、今シーズンからグリッドガールを廃止に

時代に合うより魅力的なF1を目指す新オーナー。

F1は、現代の社会規範にそぐわないとして、今シーズンからグリッドガールを廃止することを決定した。これはF1だけではなく、F1のグランプリ週末に合わせて開催されるほかのモータースポーツ・シリーズにも適用される。

今回の変更についてF1の商業部門マネージング・ディレクターを務めるショーン・ブラッチズは、F1公式サイトで次のように説明した。「昨年、われわれはこの素晴らしいスポーツを我々のヴィジョンに合わせてより相応しいものにするため、改革が必要なエリアを検証してきた」。

「(グリッドガールを起用する)この習慣がわれわれのブランド価値を高めるとは感じておらず、明らかに今日の社会規範に反している。この習慣がF1とその世界中のファンにとって適切なものであるとも思えない」。

F1は、チームやドライバーがレース前のグリッドで過ごす時間を、ゲストや様々なパフォーマーがグランプリの魅力をより高める一つの”お祭”としてとらえ、プロモーターやパートナーたちが自国や自社製品の紹介に利用する場にするべきだと考えている。

そうしたF1をより多くのファンに楽しんでもらい、その場に適したよりふさわしいカタチにするという考えを元にした動きは、昨年から新オーナーにアメリカのリバティ・メディアを迎えてから徐々に進められてきた。
中でも昨年のアメリカGPが顕著で、レース前の会場を盛り上げるために派手で魅力的なドライバー紹介を取り入れたり、グリッドガールの廃止のように、これまであまり見られなかった女性を意識した動きとして、F1全体がピンクリボン※のキャンペーンでピンクに染まるといった試験的な試みが盛り込まれていた。

※乳がん啓発活動で、F1全体がこのピンクリボンのキャンペーンに協力。各ドライバーはウェアにピンクリボンのピンバッジを付け、F1公式サイトも挿し色をピンクに変更、アメリカGP限定でウルトラソフト・タイヤはピンクのマーキングに変更された。

【STINGER】
Photo by Getty Images / Red Bull Content Pool

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