行くならここ? GPランキングその1/通い易さ–カウントダウン企画 2018F1GP開幕まであと50日
新シーズンに向けて鼓動が高まる!!
(51日からつづく)
2018開幕戦オーストラリアGPまで50日となった。楽しみは盛りだくさんだが、今年こそ、現場に、と思っている方に、300戦以上のF1GPをカバーした[STINGER]から、観戦のアドバイスを。
まず、グランプリ見物には、サーキットまでの移動がひとつの関門になる。中には、都心から遠く離れた場所にあって、移動が大変なこともある。その意味で、天候もシチュエーションも最高ながら、フランスGPのポールリカール・サーキットは、難易度が高くなる。
ポールリカール・サーキットのある場所は、マルセイユから車でしか移動できないからだ。いや、ヘリコプターや自家用ジェットという方もいらっしゃるだろうから、車だけ、というのは表現が正しくない。“電車で行けない”と言い換えるべきか。
ともあれ、電車で行けるかどうかを基準に考えると、以下のコースは電車か徒歩で気軽に“通勤”が可能だ。
◆公共交通機関で通えるグランプリ
☆開幕戦 オーストラリアGP
☆第3戦 中国GP
☆第4戦 アゼルバイジャンGP
第5戦 スペインGP
☆第6戦 モナコGP
☆第7戦 カナダGP
第14戦 イタリアGP
☆第15戦 シンガポールGP
第19戦 メキシコGP
特に☆印は、トラムや地下鉄がサーキットやその近辺に駅があり、実に便利。
ただし、シンガポールは夜間レースなので、レース後に仕事をして深夜になると辛いことになるが、徒歩圏内のホテルに泊まればその心配もなくなる。
意外なのはモナコだろう。モナコの街中のホテルは凄まじく高いか予約が取れないが、電車で30分弱のニースか、反対側のマントンやイタリアのヴェンティミリアに泊まれば問題はない。
海外での運転が不安ならば、以上のGPがオススメだ。中でも開幕戦のオーストラリアGPは、メルボルンの街中を縦横に走るトラムが、グランプリの週末は無料で特別ダイヤを組んでサーキットまで20分ほどで運んでくれる。
メルボルンの街中から無料トラムで20分という便利さ。
最も手軽、という意味なら、そして、シーズンを占う意味から、開幕戦のオーストラリアがオススメかもしれない。
(49日につづく)
[STINGER]山口正己
photo by [STINGER]