鉄壁のトロロッソvsガラスの駿足マクラーレン
バルセロナF1合同テスト最終日の残り15分のところで、アロンソ+マクラーレンが1分16秒台という驚異的なタイムでモニター最上段に表示された。一瞬、驚きの声が上がったが、実はシケイン不通過。当然このタイムは抹消されたが、その前に、1分17秒台を2周続けて連発した。マクラーレンは間違いなく駿足だ。
ただし、テスト最終日も、午前中にコースにオイルらしきものをこぼしてストップ、5時間をかけてパワーユニットを換装するガラスの信頼性も露呈していた。
一方、最終日も156周を走り込み、8日間の通算ラップ数でトップのトロロッソ・ホンダ。”因縁の”勝負は、まったく異なる性格のマシンによって、ストーリーのキャラクターが用意されたようである。
STINGER 山口正己
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA / McLaren