今年も大盛況!!–鈴鹿ファン感謝デー2018
毎年シーズン開幕を前に行われる”ファン”感こと『モータースポーツ ファン感謝デー』が、3月10日-11日に鈴鹿サーキットサーキットで行なわれた。二日とも寒風に見舞われたが、青空の中をファンが詰めかけ、盛りだくさんの出し物を楽しんだ。
今年は、1987年に始まった鈴鹿サーキットのF1GPは、2年間の富士スピードウェイ開催を挟んで30回目になることで、イベントのテーマは、”30回目の鈴鹿F1キックオフ”。1987年に初めて鈴鹿サーキットで行われた日本GPウィナー、G.ベルガーのF187、ナイジェル・マンセルが乗った640、シューマッハ最後の鈴鹿サーキットを飾った2006と歴戦のフェラーリのデモランを、それぞれ、ジュリアーノ・アレジ、ジャンカルロ・フィジケラ、ジャン・アレジが担当。トラブルで1台のみの走行となったのは残念。
鈴鹿のファン感といえばこの人、ジャン・アレジと息子のジュリアーノに加え、2009年日本GPに、ハンガリーで負傷したフィリッペ・マッサのピッチヒッターとしてイタリアGP以降にフェラーリのステアリングを握り、鈴鹿サーキットにも参戦したジャンカルロ・フィジケラが加わり、さらに、今年スーパーGTにフル参戦するジェンソン・バトンが参加、ほぼ勢ぞろいしたスーパー・フォーミュラ、スーパーGTのトップドライバーと共に、走行やサイン会など、フル回転のファンサービスをプレゼントした。
目玉のひとつは、『星野vs中嶋』。星野一義がウィリアムズFW14、中嶋悟が、自身が乗ったロータス100Tでデモランを行った後に、スクールカーで勝負!! 星野がシグナルより数秒速い大フライングで飛び出すウケ狙いも見せ、場内の視線を釘付けにした。
この他、テストを兼ねたスーパー・フォーミュラやスーパーGTのデモラン、2輪のトップライダーのウィリーしまくりの模擬レースなど、凝縮の2日間となった。
STINGER 山口正己
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