フェッテル+フェラーリぎりぎりの逃げきり、ガスリー+トロロッソ・ホンダ4位!!–2018F1GP第2戦バーレーンGP決勝
歴史に残る緊迫した手に汗握る超絶面白いレースにフェッテル+フェラーリが勝った。
メルセデスは、フェラーリのスピードに対して、硬いタイヤを選択して1ストップ作戦に出た。最後の数周で逆転のシナリオ。しかし、鉄壁のはずのメルセデスの作戦を、セバスチャン・フェッテルがギリギリでしのぎきった。
フェッテルは、F1GP200戦目のレースで、迫りくるメルセデスを背後にしながら、タイヤに気づかってボッタス+メルセデスのDRS攻撃から守る素晴しい力を見せた。
残り10周、「フェラーリのギヤボックスが目の前にあった」ボッタス+メルセデスがチャンスを狙った。誰がみてもボッタス優勢。しかし、フェッテル+フェラーリの守りは鉄壁だった。優勝か3位かの賭けに出たフェッテル+フェラーリの勝利だった。
表彰台には、フェッテル、ボッタスに継いで、5グリッドダウンのペナルティを受けたハミルトン+メルセデスが食い込んだが、それに続く4番手にピエール・ガスリーのトロロッソ・ホンダが君臨した。
レース序盤にレッドブルの2台が、接触によるタイヤパンクと電気系統のトラブルで、さらにライコネン+フェラーリがピットのミスで戦列を去っていたが、5番グリッドからスタートし、ポジションを57周に渡って完璧に守りきる実力の4位を手にする大健闘。安定したペースで、ルーキーとは思えない見事なレースを乗り切った。トロロッソ・ホンダは一気に12ポイントを手にした。
ハートレー+トロロッソ・ホンダは、ペレス+フォースインディア との接触で10秒ペナルティを受け、13番手に甘んじたが、トロロッソ・ホンダは開幕戦の低迷から完璧に脱出した。
マクラーレン・ルノーは、フェルナンド・アロンソが7位、ヴァンドーン+マクラーレンが9位と2連続ダブル入賞を果たしたが、トロロッソ・ホンダには完全に脱帽する順位だった。
9位に食い込んだエリクソン+ザウバーにとっても、忘れられないレースとなった。
次の第3戦は、今週末の上海サーキットの中国GP。2018F1GPは熱さを加速して連戦に進んでいく。
◆2018F1GP第2戦バーレーンGP結果
1. フェッテル+フェラーリ
2. ボッタス+メルセデス
3. ハミルトン+メルセデス
4. ピエール・ガスリー
5. マグヌッセン+ハース
6. フルケンベルグ+ルノー
7. フェルナンド・アロンソ
8. ヴァンドーン+マクラーレン
9. エリクソン+ザウバー
10. オコン+フォースインディア
11. サインツ+ルノー
12. サインツ+ルノー
13. ハートレー+トロロッソ・ホンダ
14. ルクレール+ザウバー
15. グロジャン+ハース
16. ストロール+ウィリアムズ
—-以下、リタイア
ライコネン+フェラーリ
フェルスタッペン+レッドブル
リカルド+レッドブル
※結果詳細
[STINGER]山口正己
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA