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シリーズ・バーチャルセーフティ・カー :その7・なんでも来い!!がF1の流儀

記録だけでなく、記憶に残すために

F1は多大な資金が必要ですが、実は生産車の開発にも少なくない開発費がかかります。しかし、販売を考えて厳しいコスト管理が行なわれます。F1と生産車の最大の違いを、ホンダの関係者が明かしてくれました。

優れた素材が見つかったとする。その素材は軽くて強いが、とても硬いので、パーツを1つ作るのに切削機の刃が10本折れてしまう。それが分かった瞬間に、生産車用にその素材の採用はできない。市販を考えると、コストを優先しなければならないから。

しかしF1用なら、例え刃が100本折れても、優れた材料は即刻採用決定です。勝負に勝つためには、コストより性能。生産車で厳しいコスト管理が身についた環境の中で、F1との“温度差”を超越して開発を進めるのは簡単なことではない、ということになります。

モータースポーツの理解度が深く社会全体に浸透している欧米に比らべると、極東の島国からのチャレンジは、本場ヨーロッパからの距離に比例するように、難易度を高くしているのです。2位じゃだめですか、って、勝つために参加しているのですから。

[STINGER]山口正己
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA、WILLIAMS F1 TEAM

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