リカルド「目を閉じて泣き出したかった」 — 【モナコGP (日) コメント】
アストンマーティン・レッドブル・レーシング【モナコGP 決勝 / コメント】
◆ダニエル・リカルド
グリッド=1番 / 決勝=1位
「ワォ、まだ実感が湧かないよ。完璧な週末だったけどクレイジーなレースだったね。このレースにとにかくワクワクしてたから長い週末だったし、自分を抑えるのが難しくて、とにかく今日のライトが消える(スタート)のが待ちきれなかったよ」。
「スタートは上手く行ったし、一番の山は越えたと思ってたから、あとはこのレースをフィニッシュしようって感じだった。そしたら28ラップ目にコーナーの出口でパワーがほとんどないように感じたんだ。それがMGU-K(運動エネルギー回生装置)の問題だったのは明らかだったし、もうレースが終わったと思って、目を閉じて泣き出したかったんだけど、勝つために何をすべきか知りたかった」。
「エンジニアと無線で話して問題を解決できなかったからいろいろ変更したんだけど、問題を抱えたまま生き残らないといけなかったし、セブ(セバスチャン・フェッテル)を抑え続けないといけなかった。パワーはかなり少なかったけど運よくタイトなトラックだったし、いいマシンだったおかげでコーナーで十分時間を稼げたからストレートでもつけ入る隙を与えなかったよ。これがほかのサーキットだったら今日勝つのはムリだった」。
「そんなふうに走るのは楽しくはなかったし、かなりヘトヘトだったけど、とにかく本当に嬉しいよ。借り(2年前に逃した優勝)を返してもらえたし、幸せな気分だね。ラクじゃなかったけど、今、僕はここのウィナーだって言えるし、チームの250戦目に勝てて最高だね」。
【翻訳:STINGER】
Photo by Aston Martin Red Bull Racing