1990年以来のF1開催のポールリカール③ポールリカール・サーキット
マルセイユから地中海沿いをニースに向って200kmほど南下し、丘を上がったル・キャステレという村にポールリカール・サーキットは存在する。リキュロル・メーカーのペルノ・リカール社が買い取ったことから、そう呼ばれるようになった。
1990年の最後のフランスGPの時は、長いストレートがスピード超過で気ケット言う理由で、全長5.861kmのほぼ半分の3.813kmのコースで行なわれた。スタート後の最初のコーナーは右に曲がってコース裏手にショートカットする形だったが、今年の1コーナーは左に曲がる。
元々は、バックストレッチが猛烈に長かったが、8-9コーナーのシケインを追加してストレートを分断している。これはルマン24時間のサルト・サーキットに似ている考え方だが、フランス人のスピード好きを証明するようだ。
[STINGER]山口正己
photo by Circuit Barcelona Catalunya