リカルド「マックスに対してアタマにきてるワケじゃない」 — 【オーストリアGP(土) コメント】
アストンマーティン・レッドブル・レーシング【オーストリアGP フリー走行3 、予選 / コメント】
◆ダニエル・リカルド
フリー走行3=6位 / 予選=7位
「僕にとって最高の予選じゃなかった。それは間違いない。あの瞬間(チームメイト同士のポジショニングについて)はもっと公平に扱われるべきだと思ったけど、クリスチャン(・ホーナー/チーム代表)と僕のエンジニアと話してからやっと全体像が把握できたよ。それについて予選の前にエンジニアと少し話してたんだけど、たぶんチーム内では話に上がったわけじゃないと思う。チームからすると僕が予選とQ3に進んで、僕らがネコとネズミごっこ(追いつ追われつの状態)してたら、たぶん彼らは”どうなってるんだ、これは私たちが話していた状況じゃない”って考えてたと思う」。
「マシンに乗ってた僕の頭では、僕はトゥ(スリップ・ストリーム)を与えるよりトゥを得て走りたいと思ってた。たぶん事前にそれを話してれば違った状況になってたんじゃないかな。最後の走行はトゥを得るチャンスだと思ってたんだけど、そのとき僕は(前に誰もいない状態で)プッシュしたくなかったし、マックス(・フェルスタッペン)も僕にトゥを与えたくなかったんだと思う。彼からしてみたら僕らはこれを事前に話し合ってないし、彼としては僕がいた位置にそのまま留まるものだと思ってたってワケ」。
「競ってる同士だとお互いにどっちも一歩も譲りたくないものだしね。僕はマックスに対してアタマにきてるわけじゃないけど、あの瞬間はイラついてたよ。チームメイトっていうのはまず最初に倒したい相手だし、みんな自分のために走ってるわけで、それはみんな分かってる。僕らはポリシーがあって、レースごとに誰が先にガレージを出るかを交互に変えてる。今週末は運よく僕が先にガレージを出る番だったけど、すべての走行でそうする必要はないってことを望んでた」。
「どちらにしても、僕らはここでそんなに速くなかったし、ストレートでは僕らが思ってた以上にロスしてて、そのうえストレートで自分自身に対してすら遅れを取ってる状態でどうやって予選を闘おうか考えてた。Q3ではバランスがかなりよかったし、高速区間ではグリップが限界だったけど、僕らはこのトラック用の速いパッケージをもってないからね。予選はポイントがないワケだし、明日のレースで何ができるか考えよう」。
【翻訳:STINGER】
Photo by Aston Martin Red Bull Racing