メルセデス、ダブルリタイア–F1オーストリアGPハイライト
F1GP第9戦オーストリアGPで、フロントローからスタートしたメルセデスの2台がそろってリタイアを喫した。
2台ともリタイアしたのは、ハミルトンとロズベルグがスタート直後に接触した2016年第5戦スペインGP以来。どちらも表彰台にいないのもこのスペインGP以来。どちらも入賞しなかったのは、上記のスペインを除き、2012年第19戦アメリカGP以来だった。
2016年第6戦モナコGPからの連続表彰台記録は、ハミルトンのゼッケンと同じ44でストップした。
2台そろってのリタイアは、2010年の“新制メルセデス”になって以来3度目だが、以前の2回は、アクシデントかタイヤのパンクだった。今回は、2台ともギヤボックス・トラブルというが、メカニカルトラブルでのダブルリタイアは、新制メルセデスになって初めてのこと。メルセデスの信頼性の高さを物語っているが、逆に言えば、フェラーリやレッドブルの進化で、ハードの性能が、ギリギリまで突き詰められていることの証明ともいえそうだ。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
Photo by Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA
資料参考:https://f1-data.jp/