ガスリー、不運のもらい事故–F1オーストリアGPハイライト
「最も難しいレースだった」。ピエール・ガスリーは、8位を守りながら終盤に、ポジションを失って入賞圏内に放り出されたF1オーストリアGPをコメントした。
「スタート直後のターン3でのストフェル・ヴァンドーンとの接触で、アンダーフロアに大きなダメージを受け、どこでも滑っていた。ドライビングが難しく、最後はタイヤのグリップがなかった」
ダウンフォースが足らないマシンで超高速の闘いを展開していたのだ。タラレバはなしだが、その状態で一桁を走行できたということは、ヴァンドーン+マクラーレンとの追突アクシデントがなければ、と考えたくなる。結果は残念だったが、進化が見えたとも。田辺豊治テクニカルディレクターも、三連戦の締めくくり、イギリスGPに気持ちを切り換えた。
[STINGER]山口正己
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA