まずはタナックのヤリス!!–WRC 第8戦ラリー・フィンランド/デイ1
7月26日(木)、かつては、1000湖ラリーと呼ばれたシーズン最速のグラベルラリー『2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦ラリーフィンランド』がユバスキュラ市街地をスタート、トヨタ ヤリスWRCのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤが、ポイントリーダーのティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー ヒュンダイ i20 クーペ WRCを0.7秒抑えてデイ1のトップタイムを記録した。
トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
「路面のコンディションが急速に悪くなっていったため、他のチームのクルマとのタイム比較は難しいと思います。今年のSSはテクニカルでツイスティなセクションが増えましたが、それでも大部分は道幅が広く、ハイスピードでジャンプも多い典型的なラリー・フィンランドです。そのような道に対し我々は自信を持っていますが、ライバルも進化しており、有利な出走順の選手もいるので、明日からの競争はかなり激しくなるでしょう」
オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
「最初の市街地SSは、途中にかなりハイスピードなセクションもあり、とても挑戦し甲斐がある良いステージでした。ミスのない良い走りができて嬉しく思いますが、明日は、今日と正反対ともいえるステージが我々を待っています」
◆ラリー・フィンランド デイ1トップ10
1. オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ トヨタ ヤリスWRC 1分49秒2
2. ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー ヒュンダイ i20 クーペ WRC +0.7s
3. セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア フォード フィエスタ WRC +0.8s
4. アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー ヒュンダイ i20 クーペ WRC +0.9s
5. エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム トヨタ ヤリス WRC +1.7s
6. マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン シトロエン C3 WRC +1.8s
7. クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン シトロエン C3 WRC +1.8s
8. ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ トヨタ ヤリス WRC +2.3s
9. エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット フォード フィエスタ WRC +2.6s
10. ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル ヒュンダイ i20 クーペ WRC +2.6s
デイ2(7月27日金)は、ユバスキュラのサービスパークを中心に10本のSSが行なわれる。また、SS3/8「ウリア」は、息を呑むようなビッグジャンプで知られるラリー・フィンランドの名物ステージ。10本のSSの合計距離は126.37km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は539.93kmとなる。
【STINGER】
photo by GAZOO RACING