後半戦でトロロッソ・ホンダの巻き返し!!
今年行なわれる21戦のうち、前半戦最後のハンガリーGPで12戦が終了した。残りは9戦だが、ここで、去年の12戦終了時点と比べると、興味深いデータが浮上する。
まず、メルセデスとフェラーリは、今年と同じく、メルセデスがフェラーリをリードしているが、去年の12戦終了時点の得点は、メルセデスの392に対してフェラーリは348で54ポイント差だったが、今年は、メルセデス345対フェラーリ335で差は僅か10ポイントと僅差。 マシンポテンシャルはフェラーリが上という見方もあり、タイトル争いは最後までどちらに転ぶかわからなくなっている。
同じ比較を、マクラーレンでみると、2017年のマクラーレン・ホンダは、ハンガリーGP終了時点でトータル11だったが、今年のマクラーレン・ルノーは52を計上。格段に進歩している。これに対してトロロッソは、2017年が39だったのに対して、今年は28と減少している。
マクラーレンのザック・ブラウンが喜びそうな結果だが、今年のトロロッソの二人のドライバーは、ほぼデビューしたてというハンディがある。ガスリーもハートレーも、前半戦でF1に馴染んで、シーズン後半に向けて、成績は加速度的に上がると考えていい。残り9戦で、14ポイントしか稼げなかった2017年に比べて、今年は右肩上がりの成績が期待できるはずだ。
トロロッソは、年間トータルで14点稼げば去年を超えられる。昨シーズンはじり貧の成績だったが、今年は上向き。後半戦、ザック・ブラウンの鼻をあかすトロロッソ・ホンダの闘いを楽しみに待ちたくなってきた。
[STINGER]山口正己