ルノーF1、リカルドの相棒に注目!!
ニコ・フルケンベルグ。Nico Hulkenberg。あまり目立たない。2011年のF1デビューから148戦して、表彰台の経験がない。
しかし、よく観察すると、ドイツ人のドライバーとしてのポテンシャルが見えてくる。例えば、今年の12戦中8回入賞して52ポイントを計上、相棒のカルロス・サインツも同じく8回入賞だが合計30ポイント、質が違う。
2018年の12戦終了時点で、予選7位が5回ある。7位というのは、三強の6台に次ぐ成績。セカンドグループで一番速いということだ。シリーズポイントでも、12戦終了時点で、三強の6人に次ぐ7番手に着けている。
2011年のデビューから2018年第12戦ハンガリーGPまでの148戦で入賞82回。入賞率は5割を超え、歴代33位と悪くない。
ルノーと言えば、電撃移籍を発表したダニエル・リカルドに注目が集まっているが、ニコ・フルケンベルグの実力は、リカルドと同等と見ていいだろう。2009年に、史上初めて、最終戦を待たずにGP2チャンピオンを決めているのは、伊達ではない。
ウィリアムズ、フォースインディア、ザウバー、もう一度フォースインディアを経由してルノーに抜擢された隠れた逸材。ルノーが王座奪回に向けて進化を続けていることもある。8月19日に誕生日を迎え31歳の表彰台未登壇記録は、もうすぐ終わりになるはずだ。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by RENAULT/REDBULL
参考:f1.data.web