ヴァンドーン、試練の母国GP
マクラーレンは、今週末のF1ベルギーGPのフリー走行1に、フェルナンド・アロンソのマシンにランド・ノリスを乗せる。ノリスにとって初めてのF1本番体験になるが、同時に、母国GPを迎えるストフェル・ヴァンドーンにとって、これは試練になる。
ヴァンドーンは今年ここまでの12戦を、アロンソと比較して芳しいとは言えない結果で終えている。12レース中8戦入賞のアロンソに対して入賞は3戦、得点はアロンソの44に対して8、さらに予選では、アロンソにまったく歯が立たず、全レースでアロンソに太刀打ちできず、特に予選パフォーマンスの改善が求められている。
ベルギー出身で、スパ-フランコルシャンがホームコースであるストフェル・ヴァンドーンにとって、フリー走行1でノリスと比較されることで、さらに厳しい視線が注がれることになるのだ。
ヴァンドーンは、自身のtwitterで以下のようにコメントしている。
“So happy to be back in Spa! I remember coming here as a little boy and falling in love with racing. The support I feel when I come to this race always gives me that extra boost.. Thank you! Let’s make it a great weekend”
「スパ-フランコルシャンに戻れて嬉しい。子供の頃ここで、モーターレーシングにぞっこんになったことを思い出すよ。ここではいつも、特別なブーストを感じるんだ。ありがとう、グレイトな週末を楽しもう」
しかし、このコメントにむしろ小さくないプレッシャーも感じる。冷静沈着の逸材と言われたストフェル・ヴァンドーンが、スパ-フランコルシャンでどんな週末を見せるのか。ノリスと比較しつつ、まずは金曜日11時(日本時間18時)に始まるフリー走行から、マクラーレンに注目だ。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by McLaren