フォースインディアは、どんな形でスパに登場する?
ランス・ストロールの父親が中心になって買い取ったとされるフォースインディア。F1は夏休みを終えて週末のベルギーGPを待っているところだが、ピンクのF1チームがどんな形でスパ-フランコルシャンに登場するのか注目される。
買収した、とはいえ、“買う”と言って資金を用意したからと、F1チームがすんなり右から左に手に入るものではない。ストロール一派とフォースインディアという二者だけでなく、もちろん、前オーナーのB.J.マラヤや、出資していたキングフィッシャーなどのその取り巻き、F1を統括するリバティメディアや、場合によってそれぞれの国の法律までクリアーにしなければならない。
さらに、ベルギーGPから、来年の予行演習として、ランス・ストロールが、ウィリアムズではなくフォースインディアのシートに座る、というからややこしい。
よもや、ピンクのカラーリングが変わるとは時間的に考えにくいけれど、外観からは見えない変化がフォースインディアに起きるに違いない。
ちなみに、スパ-フランコルシャンとフォースインディアといえば、2009年のベルギーGPで、ジャンカルロ・フィジケラがポールポジションを奪う番狂わせのレースを思い出す。想像力を逞しくしてくれるスパ-フランコルシャン。週末が待ち遠しい。
[STINGER]山口正己
photo by Jiri Krenek/activepictures