フェラーリ、フリー走行3をリード!!–予選直前情報
2018F1GP第14戦ベルギーGPの予選を前にしたフリー走行3で、フェラーリが快調だ。ハミルトン+メルセデスを抑えて1-2をイタリアンレッドが牛耳った。
しかし、メルセデスは、予選になると一捻りの“エクストラパワー”を隠している可能性もある。特にスパ-フランコルシャンはエンジンパワーがタイムに貢献するコース。そもそも、タイムは、去年のレベルから進化がない1分42秒台。本来なら車両規則からして1分40秒を切るとの予測もあった。15時(日本時間22時)からの予選が注目される。
レッドブルは、スパ-フランコルシャンが、エンジンパワーがモノをいうことを証明するように、快音を響かせるフェラーリやメルセデスに比べて三強の中ではやや置き去り状態。続く7番手にフェラーリ・パワーのルクレール+ザウバーが食い込んで注目を集めた。
トロロッソ・ホンダは、こちらもパワー不足から15-16番手で、Q2進出が予選の課題になりそう。ガスリーは、残り3分の赤旗解除からのアタックに向かうピット出口でスピンするい危ういシーンも見せていた。
最悪だったのは、地元ベルギー出身のヴァンドーン+マクラーレン。金曜日の大半をピットガレージで過ごし、土曜日のフリー走行3では、終盤に、ペースを落としていたボッタス+メルセデスを追い越そうとしたところ、ボッタスの後方確認不足で高速ストレースでコースから追い出されて大きくスピン、バリアには当たらなかったが、赤旗の原因を作ることになり、ボディ下面とフロントウィングを傷めてフリー走行を終えた。
予選は、雨の予報もあり、予断を許さない状況で、15時(日本時間22時)から行なわれる。
◆フリー走行3結果
1. フェッテル+フェラーリ 1分42秒661
2. ライコネン+フェラーリ 1分42秒724
3. ハミルトン+メルセデス 1分42秒798
—-以上、1分42秒台
4. ボッタス+メルセデス
—-以上、1分43秒台
5. フェルスタッペン+レッドブル
6. リカルド+レッドブル
—-以上、1分44秒台
7. ルクレール+ザウバー
8. ペレス+フォースインディア
9. フルケンベルグ+ルノー
10. オコン+フォースインディア
11. エリクソン+ザウバー
12. グロジャン+ハース
13. サインツ+ルノー
—-以上、1分45秒台
14. マグヌッセン+ハース
15. ガスリー+トロロッソ
16. ハートレー+トロロッソ
17. シロトキン+ウィリアムズ
18. ストロール+ウィリアムズ
19. アロンソ+マクラーレン
—-以上、1分46秒、以下、1分47秒台
20. ヴァンドーン+マクラーレン
[STINGER]山口正己
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