フェッテル+フェラーリ完璧勝利–2018F1GP第13戦ベルギーGP決勝
26日にスパ-フランコルシャンで行なわれたペルギーGP決勝で、セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)がスタート直後にルイス・ハミルトン(メルセデス)をパス、そのまま逃げきってシーズン5勝目、F1通算ではアラン・プロストを抜いて52勝目を記録した。
「ウィングも軽めで完璧なレースができたが、セフティカーがあったり。セカンドスティントはコントロールできていい週末だった」とフェッテル。
2位のハミルトンは、「やれることは総てやったよ。フェラーリは、クルマにトリックがあるんじゃないかと思うくらいだった。次のモンツァで頑張るしかない」
3位に食い込んだマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、母の地元ということもあり、スタンドを埋めたファンから大声援を受けた。
この結果、セバスチャン・フェッテルは、残り8戦でルイス・ハミルトンとの差を17点差とした。
スタート直後の1コーナーで、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)にフルケンベルグ+ルノーが追突、アロンソ+マクラーレンは宙を舞ってシャルル・ルクレール(ザウバー)の頭上を踏み越える際どいクラッシュ。さらに後方では、キミ・ライコネン(フェラーリ)が誰かに追突されたダニエル・リカルド(レッドブル)に玉突き追突されるアクシデントも起き、この影響で、フルケンベルグ+ルノー、アロンソ+マクラーレン、ルクレール+ザウバーがその場でレースを終え、ライコネン+フェラーリ、リカルド+レッドブルは、ピットインを繰り返した後にリタイアを喫する大荒れのレースだった。
トロロッソ・ホンダは、ガスリー+トロロッソが一時8番手にいたが、後方からスタートしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)が追い上げて4位に食い込んだ結果、9番手でゴール、ブレンダン・ハートレーは、14番手でレースを終えた。
次のレースは、来週、フェラーリの地元イタリアのモンツァが舞台のイタリアGP。9月2日に連戦の決勝レースを迎える。
◆2018F1GP第13戦ベルギーGP結果
1. フェッテル+フェラーリ
2. ハミルトン+メルセデス
3. フェルスタッペン+レッドブル
4. ペレス+フォースインディア
5. ボッタス+メルセデス
6. オコン+フォースインディア
7. グロジャン+ハース
8. マグヌッセン+ハース
9. ガスリー+トロロッソ
10. エリクソン+ザウバー
11. サインツ+ルノー
12. シロトキン+ウィリアムズ
13. ストロール+ウィリアムズ
14. ハートレー+トロロッソ
15. ヴァンドーン+マクラーレン
—-以下、リタイア
リカルド+レッドブル
ライコネン+フェラーリ
ルクレール+ザウバー
アロンソ+マクラーレン
フルケンベルグ+ルノー
[STINGER]山口正己
photo by [STINGER]