富士スピードウェイが生まれ変わる?!
トヨタ自動車の系列会社である東和不動産が、壮大な計画を発表した。富士スピードウェイと道路を挟んで隣接し、レース関連のガレージが連なる通称“大御神村”の大々的な開計画だ。東和不動産は27日に、ホームページで、総予算100億円と言われる計画概要を発表した。
「モータースポーツビレッジ計画(仮称)は自動車メーカーのガレージをはじめ、国内のモータースポーツで活躍する著名なチームのガレージや、アマチュア用ガレージの設置、宿泊施設やレストランなどで構成し、モータースポーツの魅力を広く伝え、新たなファンづくりと、雇用の拡大や地域経済の活性化を行っていく施設を想定しています」。
富士スピードウェイは、2020年の東京オリンピックの自転車競技のスタート地点となることや、東名高速道路の出口が新設されることに加え、新たな時代を迎えようとしているが、より広範囲のモータースポーツの浸透を念頭に、今回の計画が推進される計画は、「モリゾウ・ビレッジ」とも呼ばれ、GAZOO RACINGの次なる展開としても注目される。
「モータースポーツビレッジ計画(仮称)」の所在地は、静岡県駿東郡小山町大御神106 番1他となっている。要は、富士スピードウェイスピードウェイの東ゲートから西ゲートに向かう道路の反対側一帯。事業区域面積は、約27ヘクタールに及び、事業内容は、ガレージ/ホテル/レストラン他が公表されており、今後、追加事業が逐次公表される予定という。
モータースポーツビレッジ計画(仮称)の事業概要は、「自動車メーカーのガレージをはじめ、国内のモータースポーツで活躍する著名なチームのガレージや、アマチュア用ガレージの設置、宿泊施設やレストランなどで構成し、モータースポーツの魅力を広く伝え、新たなファンづくりと、雇用の拡大や地域経済の活性化を行っていく施設を想定」とされる。
東和不動産の鵜飼正男社長は、NHKの東海NEWS-WEBのインタビューに、「自転車も含むモビリティとして、単なるモータースポーツとしてだけでなく、賑わいを創出できる場を創っていきたい」とコメント。富士スピードウェイには、鈴鹿サーキットのような遊園地施設がなかったが、今回の計画には、地元小山町との協力体制もあり、計画が実現すれば、新たな魅力を盛り込むことできることから、“2021年春頃から順次”とされる開業に期待が寄せられている。
[STINGER]山口正己
photo by 東和不動産