ハミルトン＋メルセデス鉄壁!!–F1シンガポールGP決勝
ゴール後、主催者がゲートを開放し、表彰台したに雪崩込む観客。エモーショナルなエンディングを迎えた。
9月16日に2018F1GP第15戦シンガポールGPの決勝レースが、マリナベイ･サーキットで行なわれ、ポールポジションからスタートしたメルセデスのルイス･ハミルトンが、まったく危なげなく61周を走りきり、シーズン7勝目、F1通算69勝目を記録した。
ルイス･ハミルトンは、スタートで飛び出すと、追いすがる予選2番手のマックス･フェルスタッペン（レッドブル）を寄せつけることはなかった。タイトル争いのライバルのセバスチャン･フェッテル（フェラーリ）は、タイヤ交換を早めに行なう作戦を執ったが、ピットアウト後しばらくしてペレス＋フォースインディア に追いついて進路を阻まれ、その段階で勝機を失った。
スタート直後にフォースインディアの同士討ちでセフティカーが入る波瀾の幕開けだったが、短命を噂されていたハイパーソフト･タイヤが、実はレース距離の半分近くを走れることが分かり、レース終盤は緊迫感のない展開になった。
セバスチャン･フェッテルが3位に甘んじた結果、ルイス･ハミルトンは、この勝利でフェッテルとの差を40ポイントに広げ、6戦を残して選手権争いをさらに優位に進めた。
中団グループの中で別格の巧さを見せたのがフェルナンド･アロンソ（マクラーレン）。三強を除く中で唯一、周回遅れにならずに7位でゴールした。今回のマクラーレンはストフェル･ヴァンドーンも12番手で完走してた。
一方、トロロッソ･ホンダは厳しい週末を脱することなくピエール･ガスリーが13番手、ブレンダン･ハートレーが17番手に甘んじた。
次のレースは、ロシアGP。9月30日に決勝レースを行ない、翌週に鈴鹿サーキットの日本GPへと続く。
◆2018F1GP第15戦シンガポールGP結果
1. ハミルトン＋メルセデス
2. フェルスタッペン＋レッドブル
3. フェッテル＋フェラーリ
4. ボッタス＋メルセデス
5. ライコネン＋フェラーリ
6. リカルド＋レッドブル
7. アロンソ＋マクラーレン
8. サインツ＋ルノー
9. ルクレール＋ザウバー
10. フルケンベルグ＋ルノー
11. エリクソン＋ザウバー
12. ヴァンドーン＋マクラーレン
13. グロジャン＋ハース
14. ガスリー＋トロロッソ
15. ストロール＋ウィリアムズ
16. ペレス＋フォースインディア
17. ハートレー＋トロロッソ
18. マグヌッセン＋ハース
19. シロトキン＋ウィリアムズ
—-以下、リタイア
オコン＋フォースインディア
［STINGER］山口正己
photo by ［STINGER］
