ルマンに水素カーがやってくる!?
2024年のルマン24時間参戦を目指す水素エンジンの試作レーシングカーがスパ-フランコルシャンでテスト走行を行なった。
ルマンは古くから自動車の発展に貢献しことされ、古くは、パンクしないタイヤや切れないランプなどがルマン24時間で進化して実用化されたとも言われている。他にも多くのテクノロジーがルマン24時間で進化していることに異論を挟む者はいないが、水素動力も次代に向けてそこに続いてルマンの歴史に刻まれるかもしれない。
ルマンに4勝し、そのうち1回は、関谷正徳の日本人初のルマン優勝のトリオの一人だったヤニック・ダルマスが走行を担当し、「人生の中でこのクルマをドライブできる特権をいただきました。すべてが安全に制御されているので、水素を積んで走ることに心配はしていませんでした。まだ開発が始まっていない段階であることを考えると、有望といえるでしょう。重要なのは、排出するのは水蒸気だけということです」と語った。
また、スパ-フランコルシャン・サーキットのナタリー・マイレは、「世界で初めて水素のレースカーが私たちのサーキットを走ったことを名誉に思います。このデモンストレーションを目の当たりにすることに大変に興味がありました。私たちのコースがこのミッションH24の出発点であることを喜ばしく思います」とコメントした。
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photo by ACO