残りは4席?!–2019F1シートの行方
ジョージ・ラッセルがウィリアムズF1チームと契約したことで、2019F1GPシーズンに向けて残るシートは4席になった。
ラッセルが契約したウィリアムズのもう一席と、たぶん、ランス・ストロールがステアリングを握るフォースインディアのもうひとつ、そしてトロロッソの2席。
ラッセルの相方として噂候補の一人であるロベルト・クビサに、鈴鹿サーキットの日本GPのパドックで、“2019年の流れはどう?”と尋ねると、“あまりよくないよ”と肩をすくめた。実力はあるものの、ウィリアムズとしては資金力に期待しているということだ。
ウィリアムズは、ロシアのアルテム・マルケロフが最有力だったが、父親が贈収賄容疑で逮捕されたことで、候補から一気に陥落することになった。さらにウィリアムズは、メインスポンサーだったマルティニが、今シーズン一杯で契約が切れることから、台所事情が苦しい流れになっているが、久々のイギリス人ドライバーのラッセルとの契約が、スポンサー活動にいい流れを作ることが期待されている。
ところで、2席とも未定のトロロッソ・ホンダが気になる。トロロッソとしては、先輩格のレッドブルのシートが決まってから、という流れがあったが、レッドブルと8月にピエール・ガスリーと契約したことで決定したが、未だに決められずにいるのは、なぜか。気になるところだ。
※トロロッソ・ホンダは、9月28日のロシアGPの段階で、ロシア人のダニール・クビアトの復帰を決めていました。記事に誤りがあったことをお詫びして訂正いたします。
[STINGER]山口正己
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