トロロッソ・ホンダvsマクラーレン・ルノー
2017年F1シーズン限りでホンダを見限ってルノーに乗り換えたマクラーレン。捨てぜりふでホンダを責めて飛ぶ鳥が思い切り後を濁して去っていった。あたかも直ぐにでも勝てるといような大言壮語は当然ながら実現していないけれど、今年は少なくとも去年までに比べれば悪くないレースを闘っている。
今シーズン、マクラーレンはトロロッソよりもほぼ確実に前を走り、ここまでのポイントトータルはぼ倍の差がついた。
マクラーレンがシリーズポイントで6位につけているのに対して、トロロッソ・ホンダは、メキシコGPでポイントランキングの8位から9位に後退した。9位といえば聞こえはいいが、後ろには絶不調のウィリアムズがいるだけのポジションだ。
残り2戦でこの差が変化するわけでもないけれど、ホンダが、来年供給するレッドブルで敵を取るために、中身の濃いレースを闘って、いい気分でシーズンを終わることを祈りたい。
[STINGER]山口正己
photo by Honda