改めて、レッドブル・ホンダへの期待!!
2018年F1シーズンも残すところ2戦となったが、レッドブルのクリスチャン・ホナー代表や、マネージメントを預かるヘルムート・マルコが、ホンダのパワーユニットを絶賛するのを聞くたびに、“社交辞令”という言葉や“見えないプレッシャ”というフレーズを思い出していた。なぜなら、2021年からレッドブルはポルシェからパワーユニットの供給を受けるはずだからだ。
しかし、その流れが変わるかもしれない。2021年からMGU-Hを廃止してより多くのメーカーの参入を促進したい考えのFIAに対して、4つのパワーユニット・メーカーであるメルセデス、フェラーリ、ルノー、そしてホンダが反対を表明し、全体の流れから、ポルシェのF1進出はなくなったと観る動きあったが、それが現実になりそうだからだ。ポルシェはF1よりもフォーミュラEに集中することを選んだわけだが、レッドブルのコメントは、それを見越して、ホンダへのエールであり、本心だったと解釈できる。
これによって、2019年のレッドブル・ホンダへの期待が高まったわけだが、それは同時に、ますます世間の目がフォーミュラEに向かっていることも間違いない事実として着目しておくべきだ。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by FORMULA E