好調ハースF1、ルノーに迫る!!
御難のルノーF1チームに対して、好調なのがハースF1だ。グロジャン+ハースは、フリー走行1も2も、三強トップ6に伍す7番手。同僚のケビン・マグヌッセンも、それぞれ8番手9番手と、セカンドランナーのトップグループに入っている。
前戦のメキシコGP終了時点のコンストラクターズポイントで、ルノーは三強に次ぐ4番手にいるが、ルノーの114ポイントに対して、5番手につけているハースは84ポイント。30ポイント差は小さくないが、逆転の可能性はゼロではない。三強より下というのはまだ許される範囲だが、好調のフェラーリ・パワーユニットを積むとはいえ、小規模のハースに負けては面子がたたない。
しかし、ハースの仕切りを任されている小松礼雄エンジニアは、金曜日の会見で、「5位になるためには他のチームよりいい仕事をしなければらならない。それは簡単なことではないけれど、だからこそ挑戦であり、価値がある」とコメントしている。“他のチーム”と直接の名前は出していないが、これは小松エンジニアの古巣でもあるルノーのことを指していることは間違いない。
残り2戦、ルノーF1チームのお歴々は、針の筵に座らされているような気分で過ごしている?!
[STINGER]山口正己
photo by TOROROSSO