マーカス・エリクソン、輝く!!
F1ブラジルGPの予選の焦点は、メルセデスvsフェラーリであり、ハミルトンvsフェッテルでもあったが、セカンドグループでも面白い闘いが展開していた。
金曜日の段階から、ハースF1チームが順調な仕上がりを見せていた。そこに対抗したのが、シャルル・ルクレールのザウバーだった。そしてルクレール+ザウバーは、予選で常に真っ先にコースインし、Q2後半、雨が降ってタイムアップは不可能と思われていた局面で、ノックアウトゾーンを飛び出して8番手のタイムを叩き出した。流石フェラーリが見込んだ男、と改めて才能が認識された。
しかし、Q3で、そのルクレールに先んじて、三強トップ6に次ぐ7位を得たのは、ザウバーを追われたマーカス・エリクソンだった!!
予選7位は、2014年にケータハムでF1にデビューし、2015年からザウバーで闘っているスウェーデン出身のマーカス・エリクソンの最高成績。予選一桁グリッドが初めての記録になった。
今年一杯でザウバーを辞め、2019年はインディカーで走ることが決まっているマーカス・エリクソン。2009年全日本F3チャンピオンだったことも思い出しつつ、残り2戦の活躍に注目したくなった。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by SAUBER