レッドブル・ホンダに期待–ホンダの2019モータースポーツ計画
ホンダは、1月11日にプレスデーを行なった東京オートサロンで、2019年の2輪/4輪のモータースポーツ計画を発表した。
4輪モータースポーツ活動は、パワーユニット・サプライヤーとして参戦するF1(FIAフォーミュラ・ワン世界選手権)では、Scuderia Toro Rossoに加え、今年からRed Bull RacingにPU供給を開始することを改めて報告。2チームに同一仕様のPUを供給することで、さらなる進化を図ることを宣言した。
レッドブル・ホンダは、すでに優勝経験のあるマックス・フェルスタッペン(21)と新進気鋭のピエール・ガスリー(22)の新コンビネーション、トロロッソ・ホンダは、アレキサンダー・アルボン(22)とダニール・クビアト(24)の組み合わせとなる。
また、FIA-F2選手権とF3選手権に、松下信治と角田裕毅を送り込み、F1を目指すドライバーのチャレンジもサポートしてゆく一方、国内レースでは、昨シーズンダブルチャンピオンを獲得したスーパーGTとスーパーフォーミュラのチーム体制変更を行ない、連覇も狙うことを誓った。
2018年タイトルを奪ったスーパーGTは、チャンピオンコンビのジェンソン・バトン/山本尚貴を始め、今年のラインナップを踏襲し、ヨーロッパ帰りの牧野任祐とナレイン・カーティケヤンが中島レーシングのNSXをドライブする。
スーパーフォーミュラでは、2018チャンピオンの山本尚貴が、ヨーロッパF2を経験した福住仁嶺とコンビを組んでドコモ・ダンディライアンのシートに納まり、野尻智紀は無限で、ダニエル・ティクタムとコンビを組むほか、アドリアン・ニューウェイの長男ハリソン・ニューウェイとルーカス・アウアーが、B-MAXレーシングチームから参戦、アレックス・パロウと牧野任祐が、ナカジマ・レーシングからエントリーし、多彩な顔ぶれがシーズンを面白くしてくれそうだ。
今年41歳で北米のインディカー・シリーズの14年目のシーズンを迎え、台ベテランの域に入った佐藤琢磨は、2018年と同じRahal Letterman Lanigan Racingから参戦、2017インディ500ウィナーの再現を目指す。
【STINGER】
photo by Honda/STINGER