可夢偉の快挙を先輩長谷見が激励!!
1992年のデイトナ24時間に、ニッサンR91CPを駆って日本人初勝利を飾ったトリオのリーダー格を務めた長谷見昌弘さんは、小林可夢偉のデイトナ24時間の勝利に、「よかったですね。アロンソと組んでいたので、心から応援してましたから」と喜びを語った。
「ルマンに注目が集まりやすいけれど、もっとデイトナが注目されていいと思います。ルマンは3~4人だけど、デイトナは4~5人で組むでしょ? 一人欠けても、ルマンは2人でイケるけど、デイトナは3人になっちゃうと体力的に疲れちゃって厳しい。実は、ルマンよりデイトナの方が難しいんです。ルマンは長いストレートで休めるけれど、デイトナはずっと気が抜けない。バンクも、我々のクルマは速かったから、バンクの一番上を走るんで、常にギリギリ。体力と精神力は3倍疲れると思います。イエローコーション17回というのも、1コーナーでアクシデントが多かったようだけれど、バンクを下りながらコーナーに入っていくので、ダウンフォースが抜けて路面も悪いからね。そういう意味でも楽じゃないですね」
「そいうい状態で可夢偉君が勝ったのは素晴しいですね。アロンソと組んだというのもかっこいいし。改めておめでとうございます」
[STINGER]山口正己
photo by IMSA