テスト2 初日–マクラーレン最後に最速!!
F1合同テストパート2がバルセロナのカタルーニャ・サーキットで始まった。太陽が降り注ぐ気候の中で、ガスリー+レッドブル・ホンダとフェッテル+フェラーリのタイム合戦の様相を呈していたが、最後に、マクラーレンのランド・ノリスがモニター最上段のタイムを叩き出して1日を締めくくった。
ホンダ・パワーは、レッドブルのピエール・ガスリーが136周、トロロッソのアレキサンダー・アルボンも103周を消化し、充実の1日とした。
チーム周回数で最も多かったのは、午前をニコ・フルケンベルグ、午後をダニエル・リカルドが担当したルノーの合計157周だった。
メルセデスは、ルノーともども、ロングランでのデータ収拾に終始したが、午前中のルイス・ハミルトンから午後にステアリングを受け継いだバルテリ・ボッタスは、走り始めてすぐにコース上に立ち往生、オイルプレッシャーの不具合と思われるトラブルでパワーユニットの交換を強いられ、午後は7周を走るだけに留まった。
合同テストパート1の大半を失ったウィリアムズは、パート2初日を若いジョージ・ラッセルに託し、想像以上の好走を見せた。周回数も119周と悪くなく、最悪のパターンを脱した。
バルセロナ・テスト2 (プレシーズン・テスト) – 初日 結果 | |||||||
順位 | ドライバー | チーム | タイム | タイヤ | 周回数 | ||
1位 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:17.709 | C4 | 80 周 | ||
2位 | ピエール・ガスリー | レッドブル | 1:17.715 | C3 | 136 周 | ||
3位 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1:17.824 | C5 | 82 周 | ||
4位 | セバスチャン・フェッテル | フェラーリ | 1:17.925 | C3 | 81 周 | ||
5位 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:18.589 | C4 | 99 周 | ||
6位 | アレクサンダー・アルボン | トロロッソ | 1:18.649 | C4 | 103 周 | ||
7位 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:18.651 | C3 | 29 周 | ||
8位 | ケヴィン・マグヌッセン | ハース | 1:18.769 | C4 | 131 周 | ||
9位 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1:19.662 | C5 | 119 周 | ||
10位 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1:20.107 | C3 | 77 周 | ||
11位 | バルテリ・ボッタス | メルセデスAMG | 1:20.167 | C2 | 7 周 | ||
12位 | ルイス・ハミルトン | メルセデスAMG | 1:20.332 | C2 | 83 周 | ||
13位 | ニコ・フルケンベルグ | ルノー | 1:20.348 | C3 | 80 周 | ||
※参考タイム:
1:17.393 / C5(バルセロナ・テスト1 最終日にフルケンベルグ/ ルノーが記録した最速タイム)
1:17.704 / C5(バルセロナ・テスト1 三日目にクビアト/トロロッソが記録した最速タイム)
1:18.247 / C3(バルセロナ・テスト1 二日目にルクレール/フェラーリが記録した最速タイム)
1:18.161 / C3(バルセロナ・テスト1 初日にフェッテル/フェラーリが記録した最速タイム)
1:20.179(昨年のバルセロナ・テスト1初日にリカルド/レッドブルが記録した最速タイム)
1:17.221(昨年のバルセロナ・テスト2最終日にライコネン/フェラーリが記録した最速タイム)
1:16.173(昨年のスペインGP予選Q3でハミルトンが記録した最速タイム)
タイヤの種類 / 作動温度領域 | |||||||||||||
やわらかい | ← | → | かたい | ||||||||||
C5 (Uソフト) | C4 (Sソフト) | C3 (ソフト) | C2 (ミディアム) | C1 (ハード) | |||||||||
85~115° | 90~120° | 105~135° | 110~135° | 110~140° | |||||||||
※()内のタイヤの名前は昨年までの種類を参考にSTINGERで独自に割り振ったものです。
※通常のGP週末では全5種から選ばれた3つを硬い順から白黄赤に割り振られるため、タイヤは全部で3色しかありません。全5種が投入されるテストでは、両極端の硬さの2種類はサイドウォールのラインないテスト限定カラーが割り振られています。
【STINGER】
Photo by McLaren