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テスト2 2日目–マクラーレン驚速疑惑?!

バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行なわれているF1合同テストは今日で6日目。それぞれが思い思いのプログラムを消化する中で、大方の力が見え始めた

昨日につついて、今日もマクラーレン・ルノーが最速にして、カルロス・サインツが単独では130周の最多周回数をこなした。サインツは、地元ということもあって、大きな注目を集めた。

タイヤは、2番目に柔らかいC4を使ったが、記録した1分17秒114は、他と比較して速すぎることから、燃料を軽くしたプロモーションアタックだったのではないか、という声も上がるほどだった。最も柔らかいC5コンパウンドのタイヤを使えば、あと0.6秒ほど速く走れるといわれている。

終盤にペレス+レーシングポイントが最も柔らかいC5タイヤで1分17秒台に入れたが、1分17秒台はこの2台のみ。他の多くのチームは、中間コンパウンドのC3タイヤを履いてロングラン中心にプログラムを消化した。

フェッテル+フェラーリとライコネン+アルファロメオ、そしてグロジャン+ハースが3-4-5番手。3台は同じフェラーリを搭載し、今日もフェラーリのパワーユニットの好調を感じさせた。

ホンダ勢は、この日もパワーユニットに問題は起きなかった。マックス・フェルスタッペンがステアリングを握ったレッドブル・ホンダは、好調にプログラムを進めていたが、なんどかコース上にストップする場面も見られ、時間を消費したが、それでも、一人では最多のマクラーレンやウィリアムズに近い128周をこなして、多くのデータを集めることができた。

気になるのは、今日も見るべきタイムがないメルセデス。バルテリ・ボッタスは、「コーナーによっていいところと扱いにくいところがある」とコメントしており、メルセデスは意外な苦戦を強いられているかもしれない。しかし、二人合計176周と、圧倒的なマイレージを稼いだ。

テストは残り2日。明日はさらに凝縮したタイム合戦が展開することが期待されている。

バルセロナ・テスト2 (プレシーズン・テスト) – 2日目 結果
順位 ドライバー チーム タイム タイヤ 周回数
1位   カルロス・サインツ マクラーレン 1:17.144   C4 130 周
2位 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1:17.842   C5 88 周
3位   セバスチャン・フェッテル フェラーリ 1:18.195   C3 40 周
4位   キミ・ライコネン アルファロメオ 1:18.209   C4 113 周
5位   ロメイン・グロジャン ハース 1:18.330   C5 120 周
6位 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1:18.395   C3 128 周
7位   ダニール・クビアト トロロッソ 1:18.682   C4 101 周
8位   バルテリ・ボッタス メルセデスAMG 1:18.941   C3 74 周
9位   ルイス・ハミルトン メルセデスAMG 1:18.943   C3 102 周
10位   ニコ・フルケンベルグ ルノー 1:19.056   C3 58 周
11位   ロバート・クビツァ ウィリアムズ 1:19.367   C5 130 周
12位   ダニエル・リカルド ルノー 1:22.597   C1 72 周
13位   シャルル・ルクレール フェラーリ タイムなし     1 周

※参考タイム:
1:17.709 / C4(バルセロナ・テスト2 初日にノリス/マクラーレンが記録した最速タイム)
1:17.393 / C5(バルセロナ・テスト1 最終日にフルケンベルグ/ ルノーが記録した最速タイム)
1:17.704 / C5(バルセロナ・テスト1 三日目にクビアト/トロロッソが記録した最速タイム)
1:18.247 / C3(バルセロナ・テスト1 二日目にルクレール/フェラーリが記録した最速タイム)
1:18.161 / C3(バルセロナ・テスト1 初日にフェッテル/フェラーリが記録した最速タイム)
1:20.179(昨年のバルセロナ・テスト1初日にリカルド/レッドブルが記録した最速タイム)
1:17.221(昨年のバルセロナ・テスト2最終日にライコネン/フェラーリが記録した最速タイム)
1:16.173(昨年のスペインGP予選Q3でハミルトンが記録した最速タイム)

タイヤの種類 / 作動温度領域
  やわらかい           かたい
  C5 (Uソフト)   C4 (Sソフト)   C3 (ソフト)   C2 (ミディアム) C1 (ハード)
85~115°   90~120°   105~135°   110~135°   110~140°

※()内のタイヤの名前は昨年までの種類を参考にSTINGERで独自に割り振ったものです。
※通常のGP週末では全5種から選ばれた3つを硬い順から白黄赤に割り振られるため、タイヤは全部で3色しかありません。全5種が投入されるテストでは、両極端の硬さの2種類はサイドウォールのラインないテスト限定カラーが割り振られています。

【STINGER】
Photo by REDBULL

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F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

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