フェッテル+フェラーリのアクシデント
バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行なわれているF1合同テスト2日目の27日、順調にテストを進め、新しいSF90のポテンシャルの高さを見せつけていたフェラーリを御難が襲った。
午前中の走行が始まって2時間ほどの午前11時頃、フェッテル+フェラーリは、40周をこなした3コーナーで「フロント左に違和感を感じ、コントロールできなかった」とコースを外れ、バリアに接触してマシンを壊した。
フェッテルは医務室に運ばれたが怪我はなかったもの、クラッシュしたマシンの修復に時間を奪われることになった。チームは、アクシデントの原因を、「メカニカルトラブル」とコメントした。左フロントのタイヤかサスペンションになんらかのトラブルが起きたと思われる。
この結果、メルセデスが176周したのを始め、多くのチームが100周超のマイレージを稼ぐ中で、この日フェラーリが走れたのはフェッテルの40周のみ。午後担当のルクレールは、マシンの修復に時間を奪われ、夕方確認走行を1周だけ行なうに留まり、テストのプログラム変更を余儀なくされている。
[STINGER]山口正己
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