F1GPは、マシンだけでなく、ヘルメットも進化する

進化するヘルメット。マグヌッセン用のBELL。
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンやルノーF1チームのダニエル・リカルドとニコ・フルケンベルグや、これまでと違うカラーリングのヘルメットを合同テスト披露した。

リカルドのテストバージョン・カラー。本番ではどんな色になる?
フェルスタッペンとフルケンベルグの新バージョンカラーは、このまま2019シーズンで使われるが、リカルドは、テスト用で、メルボルンで登場する新たなカラーリングが注目されている。
もちろん、カラーリングだけではない。ヘルメットがさらに高度な安全基準を決め、日本のアライや、シューベルト、BELLなどが開発を進めていることをF1を統括するFIAが紹介した。
写真は、今年からフェラーリに移籍するシャルル・ルクレールのヘルメットだが、バイザー開口部の上部が10mm低くなり、外部からの衝撃も考慮され、“防弾”と呼んでもいい安全レベルを実現しているという。
これは、全車から外れとんだスプリング・ダンパーユニットの直撃を受けた2009年ハンガリーGPでのフィリッペ・マッサや、2014年日本GPで、コースアウトして強固な作業車にヘルメットをぶつけて亡くなったジュール・ビアンキのアクシデントでの教訓に対応しようとしたもの。
マシンだけでなく、ヘルメットを始め、安全対策も進化するF1に注目。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by FIA




