佐藤琢磨のインディカー開幕戦
佐藤琢磨が所属するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、10日に行なわれた2019年NTTインディカーシリーズ第1戦セント・ピーターズバーグの決勝結果のレポートを届けた。
開幕戦で佐藤琢磨は、ギヤトラブルで戦列を去ったと伝えられていたが、チームのリリースでは、コース上で拾った破片が冷却系統を阻害し、エンジンがオーバーヒートしたことが原因とされている。以下、チームのリリースより。
—-
この日の午前中に行なわれたウォームアップで琢磨は1分1秒0942のトップタイムをマーク。決勝でも8位が期待できる好位置につけていましたが、路上の破片を拾ったことが原因でエンジンがオーバーヒートし、110周のレースの75周を終えたところでリタイアに追い込まれました。
佐藤琢磨のコメント
「今日は全ドライバーが同じ戦略でレースに挑みました。これは、ファイアストンがレッドタイアを持ちこむようになってから初めてのことで、裏を返せば他の戦略を選ぶのはとても難しかったことになります。そうしたなか、僕たちは順位を上げていきました。スタートで数台をオーバーテイクし、リスタートでもコース上でポジションを上げました。ボクたちはコンスタントに順位を上げていき、とても好調のように思えました。ボクたちがいちばん速かったわけではありませんが、挽回していったことはポジティブに捉えていました。最終的にはフィニッシュできなかったことでとても落胆しました。次戦のサーキット・オブ・ジ・アメリカスは、テストでいい結果を残しています。とてもダイナミックなコースなので、いまから楽しみです」
【STINGER】
photo by Honda