2019F1GPは大変革が待っている!?
今週末にオーストラリアのメルボルンで開幕するF1GPは、ドライバーを中心とするチーム編成が大きく変化している。
まず、メルボルンでデビューする新人は、以下の4人。
◆ジョージ・ラッセル(ウィリアムズでデビュー)
◆アレキサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダでデビュー)
◆ランド・ノリス(マクラーレンでデビュー)
◆アントニオ・ジオヴィナッツィ(アルファロメオでデビュー)
2019にチームを移籍する新スタート組は5人。
◆シャルル・ルクレール(ザウバー→フェラーリ)
◆ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ→レッドブル・ホンダ)
◆ダニエル・リカルド(レッドブル→ルノー)
◆キミ・ライコネン(フェラーリ→アルファロメオ)
◆カルロス・サインツ(ルノー→マクラーレン)
さらに、F1復帰組が二人。
◆ロベルト・クビツァ(ウィリアムズで復帰)
◆ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダで復帰)
つまり、20人のうち半分以上の11人が新天地で闘いを開始するということになる。ドライバーの陣容が変わらないのは、メルセデス、ハース、レーシングポイントだけ。このうちレーシングポイントは、フォースインディアから名称も変わり体制が変化しているので、メルセデスとハースだけが2018年と同じ体制で2019年をスタートする、という視点も成立する。つまり、それ以外は混沌の状況で開幕を迎える、ということだ。
メルセデス、フェラーリ、レッドブルの三強の中で、レッドブルだけがパワーユニットをルノーからホンダに換えていることにも注目だ。体制をいかに短時間で整えるか。ドライバーやパワーユニットの変更が、勢力図にどう影響するのか。今週末の注目点ひとつとして眺めておきたい。
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES