リカルド、スーパーカーに乗る!!
オーストラリアGPは、1985年に始まって以来、サービス精神旺盛なグランプリとして知られている。主催者は、来場者やテレビ、ネットでオーストラリアGPに接する全員に、できる限りのサービスを次々に繰り出す。“食べて、食べて!!”というオーストラリアのレストランの大盛りの食事同様、サービス精神が一度で理解できる。もちろん、舞台がアデレイドからメルボルンに移った1996年以降も、その姿勢は変わっていない。
今年用意されたのは、オーストラリアで人気の『スーパーカーシリーズ』のカストロール・ニッサン・アルティマを、オーストラリア出身のダニエル・リカルドにドライブさせるという企画。2007年スーパーカーチャンピオンのリッキー・ケリーのマシンを、ケリーを横に乗せリカルドがグランプリコースを走行した。
「楽しんだよ!! F1のようにギアシフトがオートマチックではないのが帰って新鮮で楽しかった!!」とリカルドも上機嫌。
今年は、リカルドが移籍したルノーがサポートを受けるカストロール・オイルの100周年。ケリーのスーパーカーが同じカストロールを使うことから実現した企画を、オーストラリア出身のリカルドが大いに楽しんだ、ということだが、グランプリコースは、たとえ車種が違っても、走っちゃいけなかったんじゃないの?という思うのは、オーストラリアのサービス精神に失礼ってもん?!
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by SUPERCAR