メルセデスはレースで厳しい?!
メルセデスが強さを見せる予選だった。週末を、ハミルトン+メルセデスがリードして進んでいたが、予選でバルテリ・ボッタスが突然目覚めたかのように好タイムを連発、ルイス・ハミルトンとシーソーゲームを展開して予選を盛り上げた。
メルセデスは確かに速かった。だが、走行中のメルセデスは、ギャップで激しく突き上げられ、ドライバーに重労働を強いているのではないかと見て取れた。つまり、レースでは別の結果が予想される、というこだ。
これまで、ルイス・ハミルトンは、アルバートパークに参加した12戦のうちポールポジションを7回奪っているが、勝ったのは2008年と2015年の2回だけ。今回の走行映像を見て、凸凹がきついアルバートパークでは、今年のマシンもタイヤへの入力が大きく、タイヤに厳しいマシンであることがよく分かった。レースでは、フェラーリとレッドブルに勝機が巡ってくるのではないか、という見方ができる。
さて、フロントローからスタートする2台のメルセデス、ゴール後はどこにいるだろう。
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES