ホンダF1、バーレーンGPへ–「開幕戦の流れを継続したい」
開幕戦のオーストラリアGPで、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが11年ぶりに表彰台を踏みしめ、幸先のいいシーズンをスタートしたHonda F1チーム。
第2戦バーレーンGPに向けて、気合充実だが、予選と本戦とも、トップを行くメルセデスとのパフォーマンス差も見えた。ホンダF1チームは、開発拠点のさくらの浅木泰昭執行役員と現場の田辺豊治テクニカルディレクターの指揮で開幕戦までのデータ解析を進め、昨年ピエール・ガスリーが殊勲の4位を得たゲンのいいグランプリに備えている。
バーレーンGPの舞台となるザヒール・サーキット(バーレーン・インターナショナル・サーキット)は、開幕戦のアルバートパークが、公道のストップアンドゴー型だったのに対してて、長いストレートを持つパーマネントコース。特性の異なるサーキットで、開幕戦とは異なる展開が予測されるが、ホンダF1チームは、“自分たちのマシンパッケージに対する理解がさらに深まる週末になると思う”と予測して準備を進めてきた。
ホンダF1チームでは、バーレーンGPを、去年ピエール・ガスリーが、F1復帰以降最高位の4位を獲得した特別なレースと捉え、開幕戦表彰台の流れを継続してポジティブな結果を目指している。
田辺豊治テクニカルディレクター
「優勝チームとの予選と決勝ともにその差は歴然としており、オーストラリアから速攻でさくらとミルトンキーンズに、4台のクルマから集めたデータとともにとんぼ返りし、パワーユニットのさらなる開発作業を進め、今週末のバーレーンと今後のシリーズに備えます」
4人のドライバーの気合も充実している。
◆アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
「しっかりと準備ができています」
◆ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
「ポジティブな気持ちでバーレーンに向かえています」
◆マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「挑戦しがいのあるレースウイークになると思います」
◆ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
「思い出の場所に戻るのが楽しみです」
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by Honda