キーが鍵?!–バーレーンGPのトロロッソ・ホンダとマクラーレンの不思議な共通点
ピエール・ガスリーは、去年のバーレーンGPで、マシンのセットがピッタリ決まって予選5位から決勝で4位に入賞した。
今年のバーレーンGPでは、マクラーレンが思わぬ活躍をした。フリー走行でのハイペースは、スポンサーを振り向かせるために燃料を軽くしたプロモーションランではないかとの見方もあったが、予選になってもペースは落ちずに7位と9位。レースでも、サインツはスピードを見せながらリタイアしたが、ノリスは6位に入賞した。
2018年のトロロッソと、2019年のマクラーレン、ひとつ共通点がある。テクニカルディレクターのジェイムス・キーの存在だ。2018年のトロロッソから、今年はマクラーレンに移籍した。
バーレーンのザヒール・サーキットだけの“キモ”をキーが持っていて、要するにキーが鍵だった?!
ただし、これはキーが優れている、という意味ではない。バーレーンGP以外で、去年のトロロッソはバーレーンほどのスピードを見せていない。果たして、マクラーレンの今後はいかに。
[STINGER]山口正己
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