2019インディ500“開幕”、まずは佐藤琢磨!!

ニューカラーで佐藤琢磨がまずは最速!!
インディ500の2019年が始まった。
インディアナ州インディアナポリスの世界的に名高いIMS(インディナアポリス・モーター・スピードウェイ)で、5月末に行なわれる伝統のインディ500に向けて、長い長い闘いが始まり、2017年ウィナーの佐藤琢磨が226.993マイル/hのトップタイムを記録して注目を集めた。
「プログラムは数回中断されたけれど、今日はクルマのシェイクダウン(揺すって問題がないか確認する、という意味の初走行)なので、すべての機能を確認が目的。その観点から、とてもスムーズな一日だったと思います」と琢磨q
初日の“オープンテスト”に参加したのは29台。途中雨に祟られて中団したフリー走行では、注目の新人コルトン・ヘルタをはじめとするルーキーのテストも行なわれた。
去年、ポールポジションを奪ったNTT IndyCarシリーズ唯一のチームオーナー兼ドライバーのエド・カーペンティアが2番手を記録。「やりたいことが全部できたわけではないけれど、まずまずでした」
「雨で中断があったけれど、かなりの量の作業が完了した。雨を考えれば、思っていた以上に走れたと思う。物事が順調に進んでいるという物理的な満足感と自信を取り戻すことは良いことだから、スタートとしては、悪くないね」
また、2017年に続いて2度目のインディ500チャレンジとなる2度のワールドチャンピオンのとフェルナンド・アロンソは、27周を走行。最初にコースインしたところで電気系統のトラブルで立ち往生する場面もあり、順調な滑り出しとは行かなかったが、「戻ってきて、インディアナポリスの魔法を感じるのはいいことだ」とコメント。
「トラブルは、よくあること」と平常心。オレンジ色の美しいマシンは、イギリスのマクラーレン・テクノロジーセンターで1週間前に完成したばかりだから「たいした驚きではない」と付け加えた。
「明らかに、少し時間を失ったけれど、それはまったく新しいシャーシ、まったく新しいクルマだったので、多かれ少なかれ予想されたことだからね。ゆっくりと、一歩一歩、だね」
第103インディアナポリス500は、5月26日日曜日にスタートする。それまで長い走り込みが続けられる。
[STINGER]山口正己
photo by INDYCAR




