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スペインGPでホンダ・パワー本領発揮!?

 

超高速バクーのアゼルバイジャンGPで、ホンダ・パワーは、マックス・フェルスタッペンタスレッドブル・ホンダが4位に入ったが、ピエール・ガスリー+レッドブル・ホンダとダニール・クビアト+トロロッソ・ホンダはリタイア、アレキサンダー・アルボン+トロロッソ・ホンダは完走したものの111番手で入賞を逃した。

しかし、相対的に見て、ホンダが投入したスペック2のポテンシャルは確実な進化を見せたことも間違いない。

ガスリー+レッドブル・ホンダのトラブルはドライブシャフトだった。マシンを停めたガスリーがピットに無線で“No power”と伝え、一瞬パワーユニットのトラブルと思わせたが、実はパワーユニットの力を伝える駆動系のドライブシャフトのトラブルで、「パワーが伝わらない」ということだった。

トロロッソ・ホンダのクビアトは、リカルド+ルノーに“道連れ”にされて止まったところにバックしてきたリカルド+ルノーに“撃沈”される不運に見舞われた。これがなければ間違いなく入賞していたレース。一方のアレキサンダー・アルボンは、11番手からスタートし、1コーナーで壁に接触してヒヤリとさせたが、「終始力強いペースで走れた」とレースを振り返った。いずれのホンダ・パワー勢も長いストレートを持つバクーでのポテンシャルが期待どおりだった。

次のスペインGPの舞台のカタルーニャ・サーキットは、低速から高速までのコーナーが入り交じり、マシンのトータルパッケージングの能力が試される。もちろん、パワーユニットもそのひとつだが、そのカタルーニャ・サーキットでのテストを含んでここまでの流れから、ホンダ勢のポテンシャルはトップクラス。

レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホナーは、バクーのレースを振り返って、「今日は、フェラーリよりも速かった。ピエールは、スティントの後半で、ルクレール(フェラーリ)よりずっと強かった。バルセロナでは、さらに競争力を高め、差をさらに縮めることができる」と自信のコメント。

ホンダF1レーシングの山本雅史F1マネージング・ディレクターは、昨年暮れのモータースポーツ部長時代に「平成のうちに勝つ」とコメントしていた。これは結果として実現できなかったが、レースは水物、何が起きるか分らないという前提条件を加えても、令和最初のスペインGPでホンダ・パワーの活躍が注目される。

[STINGER]山口正己
photo by Honda

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